地方移住計画

東京の会社員が地方移住を実現するまで

ちきりんの『自分の時間を取り戻そう』を読んでみた

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いやー、ちきりん本はいつも新しい視点を与えてくれますね。今回もKindleが赤線だらけになっちゃった。

 

 

 

引用

 

学びのあったフレーズをご紹介します。

 

生産性の高い人たちは、生産性の意識を持っている人、そして、生産性は高いほうがいいのだとわかっている人だけと付き合いたい、一緒に仕事をしたいと思い始めています。だから(厳しい言い方ですが)生産性への意識が低いことを自分の言動によって示してしまうと、それだけで排除されてしまう時代になっていく

私はすべての人に転職を勧めているわけではありません。勧めているのは「継続的に生産性を上げていこう」ということだけです。長年ひとつの組織で働くことに問題があるのではなく、そうすることで自分をその組織に最適化させてしまい、「生産性は上げないほうがトク」などというメチャな結論に達してしまうことが問題

なくなる仕事の多くは人工知能やロボットによって代替されるわけですが、それらは必ずしも「自動化しやすい仕事」ではありません。 そうではなく、淘汰されるのは人工知能やロボット(以下〝キカイ〟)が担当したときと、人間が担当したときの生産性の差が極めて大きい仕事

ではどんな仕事なら淘汰されにくいのか? それは、キカイに任せても大きく生産性が変わりそうにない仕事です。人工知能もロボットも作るのにコストがかかります。生産性が何割か上がるだけという仕事については、置き換えは進みません

もう年末なの?」「この前生まれたばかりの姪っ子がいつのまにか中学生に!」などと驚きますが、これらの言葉は、私たちがいかに「時間の消失」に鈍感であるかを示しています

時間の価値が非常に大きいと考える人は、安い値段で時間を売りたいとは考えません。そして、できるだけ高く時間を売る方法はなにかと考えるようになります。これが「どう付加価値をつければ、自分の貴重な時間を高く売れるか」という発想につながり、その人の時給(1時間で稼げる額=生産性)を上げていく

お金に関して問題なのは無駄遣いが多いことではなく、「最近の有効なお金の使い方トップ3」の表がすぐに埋まらないことです。貴重な資源をなにに使うのがもっとも生産性が高いのか、それがわかっていないと、お金の生産性を上げることはできません

本来「自分の欲しいもの・手に入れたいもの」を理解するのはそんなに難しいコトではありません。にもかかわらず私たちは頻繁に「欲しいもの」を見誤ってしまいます。 それは、大人になると「自分が本当に欲しいもの」と「手に入れれば社会が評価してくれるもの」が違うと理解し始めるから

「インプットを減らす」=投入する労働時間、稼働時間を減らすことが大事なのは、それによって私たちは初めて真剣に「生産性を上げよう、上げなければ!」という気になれるから

すべての仕事をやる必要はない」「どうしてもやらないといけないこと以外はやらない」と決めることで、「それはどれか?」という優先順位を考える発想が強制的に生み出せ、かつ、「最初に、もっとも重要な仕事に時間を使う」という生産性の高い時間の使い方が実現します。それはとても当たり前のことなのに、最初から「すべてをやろう」と考えていると、なかなか実践できない

生産性を意識すると、人生の希少資源である時間やお金を、自分が本当に手に入れたいモノだけのために使えるようになります。みんなが当たり前のように持っているものでも、世間的にスゴイ、スバラシイと言われるものでも、自分にとってそこまで大事でなければ、貴重な時間やお金を投入するのを止められるようになる

 

良かったところ

 

私はワーキングマザーではないので共感したといえばウソになりますが、仕事に主婦業に子育てに全力投球している女性に対して、「全部自分ががんばらなくてもいい」というメッセージを発していたのにはとても好感を持ちました。

 

特に夫が鈍いと負担は全て奥さんの方に行ってしまうでしょうから、そんな環境だからこそアウトソースできることはどんどんしましょう、と伝えたことは、多くの働くママにとって癒しとなったのではないでしょうか。家庭にとって一番貴重な資源は「ママの元気」だというフレーズがありましたが、至言だなと思いました。資源だけに。

 

ちきりんはいまの日本社会の問題を平易な言葉で言語化し、そしてシンプルに構造化するのがほんとに上手ですよね。

 

今後期待したい内容

 

なお、著者でもないのに勝手に補足をしておくと、先日電通で起きた過労死騒動のような、組織的に長時間労働を強いられるような場合は、無理に今の環境で生産性を上げる努力をしなくていいと思います。そのような環境では個人の努力でできることは限られていますし、慢性的な長時間労働に苛まれているときは冷静に考えることもできないでしょうから、少しでも早くその環境から抜け出すことを考えるべきだと思います。

 

このような、生産性を上げる意欲すら吸い取られてしまうような劣悪な環境で苦しんでいる人は非常に多いと思うので、そういう方々にはちきりんだったらどのようなアドバイスを具体的にするのか、聞いてみたいなと思いました。

 

読後アクション

 

・一日の時間の使い方として、自分やチームの生産性を上げる仕事を優先して取り組みます。今までは日常業務を先に取り組んでいたせいで、高付加価値な仕事が劣後されがちで、気付いたら一日が終わっていたので。

 

・自分に降ってきた仕事についてはまず、「本当にやるべきか?」を考え、やるべきであれば「他の人にお願いできないか?」を考えるというプロセスを踏むようにします。むやみに引き受けない。

 

・週末の読書する時間を天引きします。読書は、読む本を誤らなければ、自分を確実にアップデートしてくれる、生産性の高い時間なので。

 

・月末にはその月の支出を振り返り、高生産性支出ベスト3を振り返ります。11月度からやろかな。

 

 

時間にして3時間、金額にして1,458円、とても生産性の高い時間とお金の使い方をしたのでした。すべての働く人におすすめしたいです。